のびのびカナダ留学と旅

カナダバンクーバー在住の留学コンサルタントが、バンクーバーの日常生活、自然、旅、留学情報をお伝えします。

カテゴリ: 海外移住

私は留学の仕事をしているので、1年以上続くコロナ禍でカナダに来る留学生も激減し、大きな影響を受けていますが、一方で個人的には運動したりゆっくり考える時間が増えて、悪い面ばかりではないと思っています。

 

日本ではリモートワークが増えて、必ずしも都会に住む必要がないと思った人たちが、暮らしやすい地方へ移住したり、通勤時間1.5~2時間の近隣の県に移住して時々都会にあるオフィスに出社する生活スタイルを選ぶ動きが出ているようです。

国内にとどまらず、海外を移住先に考える人もいるでしょうが、海外の場合は気軽に飛行機に乗って出勤というわけにはいかないので、実現するには仕事や家族など大きなハードルがあるでしょう。

 

海外移住を考える方に多少でも参考になればと、自分がカナダのバンクーバーに移住した経緯や理由について、書きたいと思います。

もともと海外に興味があり、英語も好きだったので、海外に関わる仕事を選び、世界各国に出張したり、アメリカ・カナダに駐在する中で、日本に比べゆったりとした住居、週末は裏庭でBBQ、ワークライフバランスや家族を大事にする生活、特にカナダのトロントで働いたときに、異なる国の文化や多様性を尊重する寛容な国民性、自然豊かなこの国が好きになりました。でも子供がまだ小さかったので、その時は、いつかこの国に戻って生活できたらいいなあ、という願望止まりでした。

その後日本に帰任して数年後またアメリカに赴任して数年、二人の子供も高校を卒業し大学入学する頃に、リスクも考えましたが、一度きりの人生、行かないで後悔するよりも自分のやりたいようにしようとカナダ移民を決断しました。バンクーバーにしたのは、カナダの中で最も気候が温暖であること、山も海も近いこと、日本に最も近いので仕事上の往来が便利なことです。

 

移民して8年、自営ビジネスを立ち上げ、自然豊かな土地で日々暮らし、このコロナ禍においてはカナダ政府による迅速な対応や今も継続する給付金など経済支援の手厚さに接し、あの時にカナダ移住を決断してよかったと今つくづく思います。

 

政府のコロナ対策や支援を自分の言葉で力強く熱意をもって国民に都度語りかけるトルドー首相。英語のスピーチ後にはすぐにフランス語に切り替えて話します。ワクチン接種は今年6月末までに12歳以上の多数が少なくとも1回目の接種を終え、71日のカナダデー(建国記念日)を祝うことができるでしょう。

一方、国民のために何とかしようという姿勢が見えず、自分の私欲や保身のための政治をし、嘘はつくし、役人の作成した原稿をとちりながら力なく棒読みするだけで熱意が感じられない、我が祖国のここ数年のなさけないリーダーたち。国民の政治への無関心さも、このようなひどい状況を作り出しているのだと思います。隣国の台湾や香港であれば、次の選挙で即刻政権交代でしょう。


最近気に入ってよく聴いている藤井風さんの、「もうええ」という曲があるので、よかったら聴いてみてください。歌詞の中に、「何が大切な、よう選んで」(岡山弁)とあります。

 

海外移住は、仕事・語学力・家族・子どもの教育問題・親の介護・当面の資金など人それぞれの事情から、皆がみな簡単に決断し実行できることではありませんが、これからは国内地方移住に加えて、海外で働く・子育てをする、自分の住む国を選ぶ、という考え方や選択肢も広がってほしいと思います。

 

最後に、海外移住アンケート結果を紹介します。参考にしてください。

 

 

ブログ関連記事:コロナ禍に思う~ 地方移住

 



カナダ留学の現地エージェント
========================================
のびのびカナダ留学 ノビックカナダ
【問い合わせ先】
E-mail: info@nobiccanada.com
Website: www.nobiccanada.com
========================================
フェイスブック
https://www.facebook.com/nobiccanada/






人気ブログランキングへ

多くの会社がテレワークを開始し、業種によってはテレワークでも十分効率的に仕事ができることから、IT系のスタートアップ企業中心に、何もオフィスに皆が集まる必要性はないと気づき、オフィスの賃借を解約する動きが出てきているそうです。

東京一極集中の状況を避けようと、今まで様々な地方創生への取り組みが行われてきましたが、この新型コロナウィルスの影響で、混雑が避けられない東京に嫌気がさしたり、実際に家で仕事をせざるを得ない状況を経験し、何も東京にいなくても仕事はできると人々は感じたのでしょう。

人口密度が高いと満員電車やどこに行っても混雑している状況ですが、全国を回った私の経験では、地方は、中核都市でも東京ほど人が混んでいるところはありません。

これを機に、地方移住が一気に広まらないかと期待しています。

月数度とか週1-2回しか出勤しなくてよい働き方がコロナ終息後も定着するなら、東京に勤務せざるを得ない人も、地図上にコンパスを引いて、都心から通勤1.5-2時間圏の埼玉、千葉、栃木、茨城、山梨などでも、結構自然豊かな田舎があるので、移住して時々東京に出てくればよいのではないでしょうか。

もちろん、大都会が好き、田舎はきらい、という人はいますから、そういう人は東京に住めばよいです。

地方に住んで、おいしい空気を吸い、豊かな自然の中で、地元でとれたおいしいものを食べて、のびのびと過ごした方がストレスも少なくて、人間らしい生き方ができると、私は思います。



追記:国内移住だけでなく、海外移住にご興味がある方に、海外移住に関するアンケート結果を紹介します。


関連記事:コロナ禍に思う ~ 海外移住




カナダ留学の現地エージェント
========================================
のびのびカナダ留学 ノビックカナダ
【問い合わせ先】
E-mail: info@nobiccanada.com
Website: www.nobiccanada.com
========================================


ブログランキングに参加しています。下をクリックして応援していただければありがたいです。


人気ブログランキングへ

中学や高校の同窓会が40~50代で盛んになっているというのは聞いていましたが、「最近、以前一緒に勤務していた職場仲間の同窓会が増えている」 という記事を読み、なるほどなと思いました。

SNSの普及から、昔の同僚が見つけやすくなったというITの進化も一役買っているようです。

日本の場合、特に働き盛りの20~30代、平日朝9時頃から夜遅くまで毎日残業し、家には寝に帰るだけの生活をする人も多く、そういう人は職場の同僚と一緒に過ごす時間が、家族と一緒に過ごす時間よりも多いのです。

私は新入社員の頃、中高年の先輩社員や上司を見ていて、この人たちは20年~30年来の付き合いという人も多く、会社の同僚というのは、3年~4年で別の道に進む学生時代と違い、ある意味、人生の中で最も長く一緒の時間を過ごすのだなあ、と感じたことがあります。

日本も昨今では、終身雇用を続けられる会社も減ってきており、会社が倒産、吸収合併、リストラなどで、かつての職場の仲間もバラバラになって働いているケースも多いですが、「昔一緒に苦労した仲間が懐かしく、また会って今どうしているか話したい」、という気持ちはよくわかります。




ブログランキングに参加しています。下をクリックして応援していただければありがたいです。


人気ブログランキングへ

10~15年前ころ、当時トロントに住んでいましたが、広くて庭のある家が日本より安い価格で買える状況でした。バンクーバーの住宅はまだトロントより安かったと記憶しています。

しかし、今ではバンクーバーの住宅はトロントより高く、普通に働いている人が買えない価格になっています。

つい先日、お世話になっている不動産屋が言っていたのは、家が売りに出た時に買いにくる客の90%が中国人で、彼らはUS$をたくさんもっており、特に今はCA$に対してUS$ が強いので、買いの申込を出すときに、競合者に勝つために、リストの価格を大幅に超えた額で申し込むそうです。

そして買った後は、自分が住まずに賃貸に出しているのも多く見受けられます。つまり、投資用に購入しているのです。これでは、子供が大きくなったので広い家に住みたいと、一戸建てを探している一般の市民はたまったものではありません。

一方、アメリカでは、ニューヨークやロスアンゼルスのような大都市は別として、各州の中核都市でもUS$30万ドルも出せば、日本なら豪邸と言われるような一戸建てが買えます。

アメリカでもリーマンショックの前までは住宅価格が上昇していましたが、バブルがはじけました。
そして、普通に働いている家族が買える価格になっています。

日本でも90年代初頭までは住宅価格が右肩上がりでしたが、バブルがはじけました。上がっているときは、まだまだ上がると思うのが人間の習性ですが、後で考えれば、実際の価値以上の価格がついていたんですね。
高い価格で買って、ローンを組んだ人は悲惨でした。家を売ってもローンの残高より低いので、売るに売れない状況でした。

ここグレーターバンクーバーの住宅を見ていて、例えば70万カナダドル(日本円で約6,700万円)の家は、20-30万ドル分は本当の価値を超えたバブルだと思います。

日本でもアメリカでも住宅バブルがはじけるのを見てきた者としては、自分の期待も込めて、このバンクーバーのバブル価格は、いつか実際の価値に調整されるとみています。

中国人移民の動向次第です。いつかはわかりません。




ブログランキングに参加しています。下をクリックして応援していただければありがたいです。


人気ブログランキングへ






ここ1,2週間、日本からの来客と学校関係でちょっち忙しくしてました。
そして週末を迎え、久々の"だれやみ"(注:下記)です。
お銚子&盃
白鶴を熱燗。北米で普通に売っているのはカリフォルニアで醸造されている白鶴と松竹梅です。海外でも日本のおいしい地酒が手軽に手に入ればいいですが、贅沢を言ってはいけません。

1年ほど前に、和食が"世界無形文化遺産"に登録されたこともあり、"和食に一番合う酒=日本酒"も世界に広まってほしいと思います。

これだけ、"Sushi"が世界至る所で食べられるようになったのですから、次の段階は、地酒を含めたたくさんの日本酒銘柄が、ワインのように世界のどこでも飲めるようになることでしょう。

日本酒は、それだけの世界に通用するおいしさがあると思います。


注) 大分方言。飲むと"だれ=疲れ" が止むことから、晩酌の意味。




ブログランキングに参加しています。下をクリックして応援していただければありがたいです。


人気ブログランキングへ
 

↑このページのトップヘ