日本で行われたイチローのマイアミ・マーリンズ入団会見をテレビジャパンで見ました。

マーリンズのGMなど球団幹部も日本にわざわざ来ての 入団会見に、日本市場に関する球団の力の入れようを感じます。

イチロー: 「新しいチームに移り、応援よろしくお願いします 、とは絶対言わない。応援していただけるように、自分のやらなくてはいけないことを続けていく」、というイチローらしい独特のコメントでした。彼は通りいっぺんのコメントでなく、いつも彼の哲学が感じられる発言をします。

イチローは41歳、さすがに全盛期は過ぎましたが、「日本で一番だった人が、アメリカでも一番だった、唯一のプロスポーツ選手」、と言えるのではないでしょうか。

イチローの会見を見ながら、アメリカのスプリングキャンプでイチローの練習を見たことを思い出しました。

2009年WBCで日本が優勝後、イチローは胃潰瘍で4月のメジャーリーグ開幕に間に合わず、当時アメリカ勤務だった私は、もしかしたらシアトルマリナーズのアリゾナキャンプ地でまだ調整しているかもしれない、と車を走らせ、見ているファンも10人くらいしかいないグランドで、ひとり練習するイチローのフリーバッティングを草野球のような近さで見ることができました。

外角低めに来る球は、三遊間ど真ん中にゴロで運び、真ん中に来る球はセンター前へ、内角高めの球は力を入れてスイングしてライトスタンドへ。球を捉える瞬間に発するイチローの息づかいも聞こえます。

来る球のコースに依って測ったように打ち分け、何度も決まった場所に打ち返す姿を真近に見て、「ああ、やはり天才だ」と感動するとともに、「努力の天才でもある」、と思いました。

練習後、施設でマッサージを受けて出てくるイチローを1時間以上待って、息子がサインをもらうことができました。

マーリンズでのさらなる活躍を期待しますし、50歳になってもヒットで出塁し盗塁するイチローをいつか見てみたいと思います。





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